昨日、米子市淀江文化センターにて開催された『縁~かみよど宴喜~』に行ってきました。『縁~かみよど宴喜~』は淀江さんこ節やミュージカル劇団ゆめ、紙芝居「玉清姫」など、淀江に深く関係しているプログラムのほか、インドネシアのガムラン演奏やバリ舞踊、影絵芝居のワヤン・クリ、韓国の民俗芸能サムルノリがプログラムに組まれており、海外の文化にも触れられる国際的なイベントでした。六道輪廻をはじめとした魂の流転などの仏教の教えが、海外から淀江に渡って来る様を体感できるようなプログラムになっていました。
エントランスではだらず様がお出迎え。お子さん方がこぞって握手を求めていました。
画像は淀江さんこ節です。土壁を塗る動作を模しているですが、その動き方が非常にコミカルでした。土壁の材料の泥を渡すパントマイムは、演者だけでなく客席の方まで巻き込み行われます。泥を受け取り渡すことで、客席の方も参加者となり、壁塗りを一緒にやっているようでした。
お次はガムラン演奏。インドネシアに伝わる銅鑼や鍵盤打楽器を使った合奏です。豊かな倍音は耳だけでなく肌にも届き、音に包まれている感覚を覚えました。
嵐谷洋子さんによるバリ舞踊です。女性的な踊りから男性的な踊りへの入れ替わりで、輪廻転生を表現しているようでした。
影絵芝居のワヤン・クリ。主人公のビモが二人の魔物と戦い、魔物が人間より優れた天道の住人と知り、六道輪廻の虚しさに打ちひしがれます。激しく戦う影絵には迫力があり、輪廻転生の果てなさを感じさせる奥行きのある物語になっていました。
山陰サムルノリによる演奏。サムルノリは韓国の民俗芸能です。大きな太鼓が響く音は、まさに凄烈というほど凄まじい音色でした。打楽器は地を、金属楽器が天を表しているそうです。
そしてゴロ画伯の「玉清姫」。古原奈々さんが主人公の玉清姫を演じていました。上淀を舞台にしたシンデレラ・ストーリー。
最後はミュージカル劇団ゆめの「真名井の水は天の水」。上淀にある村が舞台です。主人公タケルが村を救うために寺院を建立するストーリー。
縁~かみよど宴喜~の最後にはだらず様も登場。
お見送りにもだらず様。
全員プレゼントどんぐりを使ったスウィーツ。鳥取県立米子白鳳高校の食文化の生徒のみなさんが創作した二種類のクッキー。どんぐりを食べるのは初めてでした。ほのかに香ばしい味がして、甘すぎず、程よい按配で美味しく食べられました。
『縁~かみよど宴喜~』は音楽や映像や演技を通して様々な土地の文化に触れ、まるで旅をしているようでした。普段触れられない遠くにある文化や、身近にあるけど体験したことのない文化に触れることができ、この土地の面白さが少しわかりました。
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