今日はおうちカフェ しぇ・あんさんの店を借りてほわっと交流会 江戸前リハビリ寿司というランチイベントがありました。
こちらがおうちカフェ しぇ・あんさん。古民家を改装して創作料理屋にしているそうで、知り合いの家に遊びに来たのかと思うくらいアットホームなお店です。
ちなみにしぇ・あんさんは弓ヶ浜すぐそばでなかなかのロケーション。今日みたいに暑い日には気持ちのいい風がふいています。
中はこういった様子です。なんだかすごく落ち着きますよね。今日は寿司の仕込みの模様を見せていただくために、交流会が始まる前にしぇ・あんさんにお邪魔していました。
こちらがリハビリ寿司の板前、外崎義人(とざきよしひと)さん。
なぜリハビリ寿司というのかというと、外崎さんは漁船に乗って漁師の方にまかないを作る料理人をされているのですが、去年の10月に船で転倒してしまい左手の手首の骨を二つ折ってしまったからなんだそう。仕事復帰は今年の2月と少しの間休まれていたため、勘を取り戻すという意味合いもこめた洒落でリハビリ寿司になったみたいです。
外崎さんは元々は神奈川のご出身で、東京のすし屋の勘六で13年勤務していたそうです。外崎さんの奥さんが米子の方なので一年前にこちらに移住されていて、将来は米子で江戸前寿司屋を開いていきたいとのことでした。
お米を炊いて酢を混ぜる手つきもやっぱりプロらしくとても手際よくされていました。
今日はお子様連れの方もいますので、小さな巻き寿司も作っておられました。
そうこうしているうちに交流会メンバーが集まってきました。
板前さんが目の前で握ってくれます。板前さんと話をしながら食べれるって面白いですよね。
前菜はしぇ・あんさんが作ったお豆腐となすのポン酢ジュレあえ、ミズダコの吸盤。今日みたいな暑い日にぴったりのさわやかな味付けでした。
一品目は本まぐろ。本来江戸前寿司では傷むことを避けるためしょうゆ漬けにするのですが、今日のまぐろは状態が良かったのでそのまましょうゆを塗っていただきました。
二品目はヒラメの昆布締め。昆布締めのお寿司は久しぶりに食べたのですが、美味しいですね。味に深みがあります。
三品目は真あじ。島根で取れたあじらしいです。小さな魚なので、1匹で2貫になるそうです。
四品目はカスゴダイ。春子鯛と漢字で書くとおり、春が旬の、鯛の稚魚です。境港の市場で仕入れたようです。とても高級な味がしました。
五品目はいくら。北海道産のいくらにすだちの皮で香り付けしたものを有明のりで軍艦にした一品。
六品目はミズダコ。すだちと塩で味付けされていて、さっぱりとした味でした。
七品目は玉子。玉子が焼けるようになれば板前として一人前らしいのですが、それができるまで7~8年かかるそうです。
八品目は穴子。東京湾で取れた穴子だそうです。やわらかくて甘いたれがよく合います。
九品目はとろたくの巻き寿司。とろたくというのはまぐろのトロとたくあんのことです。
一通りいただいたのですが、とても美味しいですね、江戸前寿司。あらかじめ下調理が丁寧にされているので、生とは違った味わいを楽しむことができます。カスゴダイは僕のお気に入りになりました。話して楽しみながら食べる分より一層寿司も美味しく感じました。
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