2016年4月27日水曜日

【拙文】自分の肉体なんて所詮消耗品

米子に移住してきて半年。僕は今歯列矯正治療を受けています。一本傾いて生えてしまっている歯があるので、その歯とすべての歯並びを良くするために治療を始めました。治療の中には抜歯があります。歯が顎に対して大きいので、歯並びを綺麗にするために本数を減らしてスペースを作るということです。上顎、下顎から計4本。骨に埋まっている親知らず3本を合わせると計7本を抜歯することになります。

親知らずはともかく普通に生えている健康な歯を抜くには少し抵抗がありますね。ただ、今は歯の冷凍保存なるものがあるらしいんです。広島大学提携のティースバンク社が行っている歯の銀行というものがあります。広島大学で最長40年間保存してもらえるんだそうです。保存した歯は、虫歯でだめになったり事故で抜けてしまったときに移植する歯として使えます。インプラントと違い、歯根膜という組織が残されるので噛み応えなどの感覚は残るみたいです。数年も前に抜歯した歯を使えるなんて、なんとも先進的な話だとは思いませんか。

しかし、40年間保存で費用が1本20万。きっとこの技術に対して考えると安いんでしょうが、予算的には7本全部は保存できません。自分の財布と相談して2本だけ保存することにしました。2本で40万。貯金が吹っ飛びます。これでもかなり迷ったんですが、キックボクシングなど格闘技をまた始めたくなったときに予備の歯があると安心できそうかななんて考えて保存することにしました。

所詮人間の肉体なんて消耗品です。交換不可なものが多いだけで、維持しつつ使用しつつ減っていくものなんですよね。歯なんて特にそうです。虫歯になると削って削って健康を維持しようとしてます。そんな中、歯の予備を持てるというのはとても有益なことなんじゃないでしょうか。あー、でも40万は手痛いなー。

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